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YUMEYA 夢彩園 建築士からのメッセージ
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ゆめや建築士のアドバイス(第3回)

ゆめや建築士三宅 洋子
一級建築士
インテリアコーディネーター

『お父さんの居場所・お母さんの居場所』

 

 住まいの中に「自分の個室が欲しい」と思う方は大人の方でも結構多いようです。

特にご主人は『書斎』にあこがれる方が多く、休日に、書斎で趣味や読書に没頭するご自分の姿を思い描くと幸せな気分になるそうです。

でも、自宅で長時間お仕事をされる職業の方ならばともかく、趣味のために個室が本当に必要でしょうか?

実際に書斎を作った結果、必要以上に閉じこもる時間が長すぎて、お父さんを孤立させてしまい、家族からの評判が悪くなるということも・・・。

今回は、書斎にテーマを絞って、一級建築士でもあり、主婦でもある、私、三宅からのメッセージです。

書斎の考え方について発想の転換をしてみませんか


 お父さん憧れの書斎。趣味の読書やパソコンに夢中になるあまり、ついつい閉じこもりがちになり、家族から孤立してしまうということもあるそうです。
 それならいっそのこと、リビングの一角に書斎コーナーをしつらえてみてはいかがでしょうか。
 ノートパソコンや、スタンドが置ける程度のカウンターとイス、それに造作の天袋収納程度ならたいした広さはとりません。すなわち、その空間は『お父さんのコーナー』であることを家族に印象づけておけばよいのであって、個室である必要はないのです。
 小さなお子様が邪魔をするというかもしれませんが、『お父さんの大事な場所だよ』と言えば、4、5歳の子供は理解できるものです。それどころか、お仕事をする背中を尊敬の眼差しで見つめてくれるかも知れませんし、趣味の模型作りなどをはじめれば、興味を持って、将来は同じ趣味を楽しめるかもしれません。
 お父さんは『家庭に居場所がない』と言って書斎に逃げ込むのではなく、ご自分の家なのですからどんどん家の中心に出てきて欲しいものです。

 

書斎コーナー
 それでは、お母さんはどうでしょうか。
 お母さんはある意味、家の中すべてがテリトリーのようなもの。専業主婦ならなおさらですが、かえって『自分の場所』はありませんよね?きっと奥様もご主人に負けず、『書斎』が欲しいはずです。
 キッチンのそばに家事コーナーを作って、家事の合間に趣味もする、というパターンでもよいのですが、かえってオープンな空間だと、気持ちの切り替えがしにくいのではないでしょうか。
 とかく家事・育児は細切れ仕事。趣味に集中していても、すぐに立ち上がらなければいけないことはしょっちゅうです。ですから、ほんの小さな空間でもよいので個室があれば、その部屋に趣味のものが散らかしっぱなしでも、ドアを閉めれば家事ができ、家事を済ませれば、また戻って趣味の続きに集中できます。気持ちの切り替えがしやすいと、家事のストレス軽減にもつながるのではないかと思います。
 個室がどうしてもむずかしいなら、書斎コーナーでもよいので、なるべく腰壁などで視線を区切るなどの工夫をしてみましょう。その際は、席を立つときにお子様に触られると危ないモノは、さっとしまえる収納もわすれずに。
趣味のスペース

お父さんはオープンで、お母さんはクローズ、逆転の発想かもしれませんが、リフォームの際には、一度ご夫婦で考えてみてはいかがでしょうか?

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