お客様から素敵な感謝状を頂きました!
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カテゴリー:お知らせ
ゆめやでリフォームをさせていただいた神戸市のK様から、素敵な感謝状をいただきました😊
ゆめやスタッフ全員、拝読させて頂き感銘を受けましたのでご紹介させていただきます。
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日本では住宅は新築が好まれ、どんどん新しい建物が作られてきました。その一方で数百年以上も前の木造の神社仏閣が存在している事実は、新築志向の理由は気候や地震などではない証拠です。むしろ都市における住宅の使い捨て傾向は、火事が頻発していた江戸の町で、焼き出されてもすぐに建て直せる簡易な住宅が必要だったことから生まれた、という説もあるようです。
一方、年の半分以上も住んでいるオーストラリアでは、取引される不動産はほとんど中古で、築百年以上の住宅も珍しくありません。マンションでも戸建てでもきちんとメンテナンスされている限り価格に築年数はほとんど無関係で、新築だというだけで高く売れるわけではありません。不動産の広告に築年数の表示がないのは実際に誰もそれに興味がないからです。さらに、土地の面積やマンションの床面積も価格と比例しないので、広い面積はそれほどアピールポイントにはなりません。むしろ不動産価格の決定要因の次のような順番になるでしょう。
- 第一に「場所」です。街並みや利便性が重要なことは言うまでもありませんが、眺望なども価値に大きく影響します。
- 第二に「設備」です。水回りや空調、使われている素材の質が良ければ価値は上がります。
- 第三に「デザイン」です。意匠設計に特徴があって部屋のレイアウトが現代の生活様式に合致していることが重要です。
人気のある場所にある築百二十年年の住宅を購入し、ドアや窓などの古い建具をそのまま生かしつつ、水回りをはじめとする内装や部屋のレイアウト変更を近代的な形に変更するなどの場合、投入費用をはるかに超えた付加価値が生まれ、高額で売却できるのが普通です。そして「その場所にあるその建物がどれだけの価値を生み出すのか」という観点から、不動産を「消費」ではなく「投資」として考えるという点は徹底しています。この観点からは購入した住宅に自分が住むのか、賃貸に出すのかはまったく関係ありません。
これに対して「終の棲家として自分が住むのだから投資ではない」そして「中古は価値がないのでお金をかけるのは無駄である」というのが今までの日本の常識でしたが、これは今となっては大変危険な想定です。転勤はもとより、終身雇用の崩壊による転職による転居、介護の問題、あるいは離婚による財産分与など、売却しなければならない、あるいは賃貸に出さなければならないような事態に至る可能性はこれからも上がっていくのは確実です。それを想定し、「今そうなったら損益はどうなるのか」を常に頭におかねばなりません。そのためには資産価値の維持する努力は不可欠です。
両方の国で不動産投資をしてきた経験からは、ここが大きく異なる点ですが、日本の不動産市場もバブル崩壊後の長い低迷期を経て中古市場が確立し、ようやく海外と同じ流れに変わりつつあります。不動産会社と話をしても、過去のように築年数と土地・床面積で画一的に査定をするというような考え方は薄れているようにおもいます。
複数の投資物件を運用している中で、資産価値を維持・向上させていくために、第二の「設備」と第三の「デザイン」は決定的に重要で、私はこれをゆめやさんに支援していただいているわけです。今回マンションのスケルトンからのフルリノベーションとして二戸目をお願いしたのですが、そのほかの物件でも各種の工事をおこなっていただきました。その中で単なるイメージに過ぎない要望を具体化し、実現性や費用を勘案しながら調整するというプロセスに加え、問題になりそうな点に対する回避策を立案し、最後まで責任をもって実行していただけるゆめやさんの存在は、あまり日本にいないことが多い私にとって不可欠です。この点が、具体的に伝えた作業を発注通りに実行する一般の「リフォーム業者」とは明確に一線を画するところです。
今後ともぜひよろしくお願い申し上げます。
K様ありがとうございます!
住宅リフォームに携わる弊社にとって大変励みになるお言葉です。
弊社代表も大変感銘を受け、「ゆめやに留まらず日本のリフォームのあるべき姿です。」と申しております。これからもいただいたメッセージに恥じぬよう努めて参りたいと思います。
そして、こちらこそ今後もどうぞよろしくお願い致します。